内外壁高比と壁量検定比
- ku-kan
- 2020年11月10日
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半地下の建物の最下階で、内壁よりも外壁の高さが小さくなるケースがよくあります。
この場合、平地に建っているような、内壁と外壁の高さが同じ一般的な建物と比較すると、外壁部分にさらに壁量が必要になり、結果として全体の必要壁量が増えてしまいます。
図はモデルケースで、内壁と外壁の高さが同じ場合から、外壁の高さを内壁の1/2にした場合まで変化させて、外壁部分でどのくらい必要壁量が増えるかをまとめたものです。
外壁の高さを内壁の1/2にした場合、2~3割程度必要壁量が増えることがわかります。これでは、窓、玄関等の開口がうまく確保しにくくなってしまいます。
内部の基礎を立ち上げるなどして、なるべく内外壁とも壁高を等しくした方が、構造的にはよさそうですね。
2020年7月4日(土)調布・木構造カフェにて発表
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